黒染めは美容室でやりましょう 川口 angelotti by anyhow
ホームカラーを否定している訳ではありませんので最初にことわっておきますね。
傷みは気にせずに、カラスのような真っ黒な色でも良くて、これからずっと黒いままにしておくつもりなら、美容室で染めず、市販のホームカラー剤でも染めることは可能です。
ただ、バサバサな髪になるのは嫌だ、傷ませたくない、黒といっても、すごく濃い茶色で自然な黒髪に戻したい。将来また明るくするつもりと思っていらっしゃるのなら、市販のカラー剤は使わないほうがいいと思います。
ほとんど、ご自分で染められた方は、髪がギシギシになったり、不自然なカラスのような真っ黒な髪になったり、その後明るくしようとした時には色が抜けなかったりします。もちろん美容室で黒染めした場合もその後明るくしようとしても色は抜けませんが・・・。
問題はここなんです!
就活やバイトなどで、一時的に髪を黒くもしくは暗くしなければいけない場合に、だいたいの人はその後また髪を明るくしたくなります。その時、美容室に行ってカラーをする訳ですが、自分で黒染めをした人は結構時間がかかって髪は傷み大変な事になる人が多いと思います。思ったようなカラーにならなかった人もいるんじゃないでしょうか。
自分で黒染めをした人ご来店された場合、黒染めをいつしたか、どんなカラー剤を使ったか、その時にどんな塗布の仕方をしたか、黒染めする前はどのくらいの明るさだったか、などなどカラーを始める前に美容師側が知っておかなければならない事がたくさんあるのですが、自分で染めたお客様は大体把握出来ていません。なので美容師が、カウンセリングで聞いても、覚えていない事が多すぎて困ってしまうのです。この情報不足が、時間のかかり過ぎや失敗をまねく原因になる場合多いのです。
他の美容室で黒染めした人も同様で、自分では黒染めしてくれた美容師さんがどの様にカラーをしてくれたかなんて分かりませんよね。
同じ美容室で黒染めをして、また明るくする場合に美容室では黒染めをした時のデーターを残してあれば、そのデータに基づいてカラーをすれば良いので失敗しなくてすみます。さらに同じ美容師さんでしたら話はさらに早くなりますよね。データーが残っていない美容室でしたらもう行かない方が良いかもしれませんよ。長く同じ美容室とおつきあいするのは、このデーターの為が一番大きい訳ですから。10年も同じ美容室で同じ美容師さんに、髪を任せていれば当然10年間の間にしたヘアースタイルのデーターだけでなく共有した色々な話のデーターなどお客様の色々なデーターを美容師は持っていますからほとんど失敗は無くなるのではないでしょうか。
話が長くなりましたけど、黒染め自体する事は大して問題ではありませんが、その後の事まで考えて計画的にカラーをして頂きたいと思います。最近ですとホットペッパーなどのクーポンを利用して毎回美容室を変えて行ってる人が多いみたいですが、美容室を変えた時点で計画的にはもう出来ないという事を認識して頂きたいと思います。
黒染めする時にカラーを塗布する際の気をつけなければいけない事や、使っちゃいけないカラー剤などまだ黒染めに関してのことは一杯ありますがまた今度書かせて頂きたいと思います。