頭皮ケアを考える 川口 美容室 angelotti by anyhow
最近特に注目されている頭皮のケアですが、年齢と共に痩せていく髪の毛を守りたいという人達が多くなっているってことですかね。
でも実際の頭皮ケアって何がありますか?
顔のスキンケアですと化粧水・美容液・乳液・クリーム・パックその他にもすごくたくさんの商品がでいます。それにくらべて家で出来る頭皮ケアはシャンプーぐらい。育毛剤・ヘアトニックなどもありますが100%効くかもわからないものばかり。限られたものを自分に合わせて使っていかないと頭皮ケアなんて出来ません。
自分に合っているシャンプーは?とお客様から良く聞かれますがシャンプーにも色々な目的のシャンプーがありますので、まずはご自身がどのような目的で使うシャンプーが欲しいのかを明確にしておく必要があります。
髪に合ったシャンプーと頭皮に合ったシャンプーも違いますので気をつけなければいけません。
傷んでぱさついている髪なので、しっとりした洗い上がりのシャンプーが欲しいのだけど、頭皮が最近ベタベタするのも気になるなんて方いませんか?髪の毛に合わせたシャンプーを選んだら頭皮には合っていなかった典型的なパターンです。ここがシャンプー選びの難しい所です。頭皮のべたつきを無くす為には皮脂をしっかりと取り除く洗浄力が必要になりますが、この洗浄力が髪に必要な油分までもをとってしまい余計にパサつかせてしまいます。一方でしっとりタイプのシャンプーは髪の油分を取り除かない様に洗浄力を弱くしています。中にはさらに油分を補給するように油分を含んでいるシャンプーもあるそうです。そんなシャンプーで油性の方が頭を洗ったら皮脂を取り除くどころかさらにベタベタになってしまいますよね。
シャンプー変えたら髪が傷んだや頭皮が乾燥したなど色々な相談を受けますが、大体の方はシャンプー選びに髪の毛を基準に考えているようです。髪が傷んでいるからこういうシャンプーが欲しいなど・・・ここで気をつけてほしいのが、髪の現在の状況(傷み具合)をまず考えるという事。シャンプーのしっとりタイプやさらさらタイプなどは洗い上がりの感じを表していますが、決してすべての髪の毛をしっとりやさらさらぬ出来る訳ではないという事です。
髪がすごく傷んでパサパサなのでサラサラにしたい人がサラサラタイプのシャンプーを使ったらパサパサは解消されないと思います。しっとりとさらさらだったらさらさらの方が、軽い質感にしたいので洗浄力が強く油分を多く取り除く物が多いです。結果としてさらさらにはならないのが普通です。
今の髪の状態を考えてから希望の洗い上がりを踏まえてシャンプーを選んでみるとうまくいくまもしれませんよ。
元々ぱさついている髪の毛をしっとりタイプのシャンプーで洗ったら意外とサラサラぐらいの質感に落ち着くかもしれませんよ。油分が足りない髪の毛の油分が多いシャンプーでプラマイ0みたいな感じで考えていても良いと思います。
髪と頭皮を両方希望通りにかなえてくれるシャンプーは結構難しいかもしれません。今の自分が一番悩んでいる事を解決してくれるシャンプーを優先する方が良いかもしれません。
40代以降の方は頭皮優先のシャンプー選びの方が良いかもしれませんね。髪をケアする前に髪を育てなければ理想の髪なんて言ってられませんからね。
髪はなるべく傷ませない。無理なカラーリング特にホームカラーはしない。パーマも計画的に。髪のコンディションはトリートメントで整えてあげてシャンプーは頭皮に合ったものを使うのが良いのではないでしょうか。
シャンプー選びだけでもこれだけ大変なのですから自分で悩まずに美容師にご相談頂ければと思います。