どうして白髪が生えてくるの? 川口 美容室 angelotti by anyhow
女性の白髪が増えるのは、40歳前後かららしいですが人によってはもっと早くから生えてきてしまって悩んでいる人も多いはずです。身体の機能の老化が原因とされていますが、医学的に解明できていない部分が多く、予防が難しいのが現状です。そんなナゾが多い白髪のメカニズムや、目立たなくするコツなどをご紹介します。
どうして白髪が生えてくるの?
白髪とは、年齢を重ねるにつれて色素細胞の能力が衰え、毛髪の色素が消失した髪の毛のことを言います。
毛細血管や神経がある毛乳頭のまわりには、毛母細胞があります。毛母細胞の間には、髪の色を作るメラニン色素を生成する細胞があ り、そこでメラニン色素を生成、コルテックスに行き渡り、髪に色をつけているのです。加齢や病気などにより、メラノサイトが徐々に減少、それに比例してメ ラニン色素も減少します。その結果、髪の色素が薄くなり、白髪になる、というわけです。
ちょっと専門用語が多過ぎて分かりずらいですよね。簡単に言えば髪の色を作る細胞が衰えて(無くなって)しまい髪に色を付けられなくなってしまったってことです。
白髪になるパターンは3通りあります
■髪の毛が生え変わった時に白髪になる
加齢などにより衰えた色素を作る細胞が、髪の毛が生え変わる時に毛母細胞からなくなってしまいます。
■成長期の途中で徐々に白くなる
加齢などにより色素を作る細胞の活動が衰え、徐々に髪の毛の色素が減少します。
■突然白髪になる
病気などにより色素を作る細胞が急に活動を停止した場合、突然白髪になってしまいます。
白髪になる原因については、まだ解明されていない部分が多いのですが、次のようなものが挙げられます。
■遺伝
解明されていない部分が多いのですが、遺伝的な原因で白髪になることがあります。白髪になりやすい、なりにくいなど、人によって遺伝的な要素を持っているといわれています。
■病気
マラリアや胃腸疾患、甲状腺異常、貧血症などの病気により、白髪が増えることがあります。また、白斑などができると、その部分が白髪になることもあります。
■栄養不足
ビタミン・ミネラル・良質のタンパク質が不足し、内臓の働きが衰え、血流量が減ることで、白髪になることがあります。
■ストレス、精神的なもの
苦労すると白髪が増える、という話をよく聞かれると思います。ストレスと髪の毛の関係はとても深く、身体にストレスがかかると、毛細血管が収縮してしまう ため、毛母細胞の働きを弱める原因になります。ただし、「一晩にして真っ白になる」というのはウソ。黒い髪は、ある日突然白くなることはありません。
色々と原因と呼ばれている事はありますが白髪を予防する方法は見つかっていないのが現状です。白髪が気になってきても白髪を抜くのは厳禁。抜いた後に黒い髪が生えてくる補償がないうえ、抜いた毛穴が炎症を起こすことがあるのでご注意ください。最悪髪の毛が生えてこなくなってしまう事もあります。最近よく耳にする薄毛の原因にもなってしまいます。
白髪が気になったらカラーリングをするなどしっかりとヘアケアをしてあげて上手に白髪と付き合っていくのが良いと思います。次回のブログでは白髪のお手入れについて書いてみたいと思っています。