ドライヤーでボリュームアップする方法 川口 美容室 angelotti by anyhow
ここ最近は薄毛や髪の毛が細くなる髪痩せを取り上げて来ましたが、薄くなってしまった毛をすぐに太くする事は出来ませんので、今回はボリュームが無くなった髪をドライヤーでボリュームを出す方法を書いてみたいと思います。
簡単なのでやってみて欲しいと思います。
普段何気なくやっているブローだと思いますが、実はブローにも理論があるんです。
① 「髪の毛は濡れている時から乾く時に形がつく」
これは簡単に言えば、乾いている髪をいくらブローしても形は変わりませんよって事です。これ を知らないで、もう乾いてしまっているのにブローを続けてしまうとどんどん髪がバサバサにな ってしまいますので、乾いてしまった髪をブローする時は一度霧吹きなどで軽く濡らしてからに しましょう。
② 「髪は温まっている状態から冷たくなる時に形を覚える」
これはせっかくブローして毛先を内巻きにしたのに髪が冷める前にブラシをはずして手で触って しまったりすると形が崩れやすくなりますよって事です。ドライヤーに温風と冷風の切り替えス イッチがあるのは、実はこれが大きく関係があって温風で形を作った後に冷風を当てて形を覚え させるのが温風と冷風の正しい使い方なんです。夏の暑い日の為に冷風がある訳ではないんで す。
上記の事をふまえて朝の出かける前のブロー前に用意してほしいのが、ドライヤーと霧吹き(中身は水で十分です)寝癖直し用の整髪料でももちろん良いです。
まずは髪が乾いてしまっているとブローが出来ないので濡らします。この時に濡らしすぎると乾かすのに時間がかかってしまいますので注意して下さい。今回は根元にボリュームを出したいので、根元を中心に軽く霧吹きして下さい。この時に寝癖がついていたら寝癖の所も霧吹きしておきましょう。
余談ですが寝癖も上記の①が関係してまして、寝癖がつきやすいのは、夜にお風呂に入った後に髪を良く乾かさずに寝てしまうのが原因だったりします。寝ると枕と頭の間に挟まれて髪はぐちゃぐちゃな状態です。その状態で乾いてしまうとそのまま形がついてしまうんですね。①を反対に考えると乾いた時についた形は濡らすと崩れてしまうという事になります。ブローで付けた形もお風呂に入ると崩れちゃうのはこのせいです。なので寝癖を直すには濡らすのが一番です。
ドライヤーの話に戻ります。髪を濡らしたら髪を手で引っ張り上げながら根元に温風を当てて乾かします。乾きましたらそのまま手で引っ張り上げるのをやめないで今度は冷風をあてます。髪が冷たくなったら手を髪から離します。ドライヤーをかける前より根元が立ち上がっているはずです。これをボリュームが欲しい部分にしていきます。トップとつむじ部分ぐらいにしておいた方が効果的だと思います。全体的にしてしまうとメリハリが無くなってしまいます。
簡単だと思いますので是非試してみて下さい。